経営の悩みは、一つだけではありません。
会社を経営していると、本当にさまざまな悩みが出てきます。
売上を伸ばしたい。
利益を残したい。
人を採用したい。
社員を育てたい。
社長自身の負担を減らしたい。
将来は、誰かに会社を任せていきたい。
一つの課題が落ち着いたと思ったら、
また別の課題が出てくる。
そんな経験もあるのではないでしょうか。
そして実際の経営では、こうした悩みは、
それぞれが独立しているとは限りません。
たとえば、「売上が伸びない」という悩みの背景に、
営業力の問題があるとは限りません。
社長自身が既存顧客への対応や現場業務に追われ、
新規営業に時間を使えていないことが原因かもしれません。
「人が育たない」という悩みも、
本人の能力や意欲ではなく、仕事の基準が曖昧だったり、
教える人によって言うことが違ったりすることがあります。
だから私は、中小企業の経営課題を考えるときに、
数字だけを見る。
営業だけを見る。
組織だけを見る。
人だけを見る。
ということは、できるだけしないようにしています。
大切なのは、
なぜ今、その問題が起きているのか。
ほかの課題とどうつながっているのか。
どこから手をつければ、会社全体が少しずつ良い方向へ進むのか。
を考えることだと思っています。
同じ業界、同じくらいの規模の会社でも、必要なことは違います。
売上を増やすことが先の会社もあれば、
まず利益管理を整えた方がいい会社もあります。
採用を強化すべき会社もあれば、
今いる社員が働きやすく、
成長しやすい環境をつくることが先の会社もあります。
だからこそ私は、会社のことを知り、
経営者の方の話を聞き、現場や数字を見ながら、
その会社にとって、今、本当に必要なことは何なのか
を一緒に整理していくことを大切にしています。
このコラムでは、
売上や利益、営業、人材育成、組織づくり、
業務改善、事業承継など、
中小企業経営に関わるさまざまなテーマを取り上げていきます。
難しい理論を説明することが目的ではありません。
この記事を読んだ方に、
「うちも少し似ているかもしれない」
「一度、見直してみようかな」
そんな小さな気づきを持っていただけたらと思っています。
このコラムが、経営者や幹部の皆さまにとって、
自社を違う角度から見つめ直すきっかけになれば幸いです。
